人生初の営業活動

女性解体屋の今坂です。

会社員時代は15年間工場勤務だったので、毎日出勤しても同じ顔ぶれで、初対面で人にお会いする機会は少なく気楽なものでした。もちろん営業とは無縁でした。

ところがどっこい。地元を離れて土地勘も人脈もない場所で自分で商売をするとなると、営業活動は必須です。元々初対面で人と話すことが苦手(超あがり症)な私としては、最も重要な仕事であるにも関わらず、最もやりたくない仕事でした。でも、食べていかないといけないので、そんなことは言ってられません。何ができるかと考えた時に、体一つで今すぐ出来ることと言ったら飛び込み営業でした。

飛び込み営業初日。解体工事の営業なので、始めから営業先は不動産屋さんと決めていました。駐車場に着いていざ向かおうとしますが、全然足が動かないんです。頭の中では扉を開けて挨拶して…とイメージが繰り返されているのに、足が全く動かないんです。そのうち緊張の波が襲ってきて吐き気までしてきました。でも、行かなきゃご飯が食べられない。車内で30分ほどモジモジしてようやく勇気を振り絞って店内に入りました。

私:こんにちは。私、解体業者の者です。この辺を営業で回らさせていただいています。

不動産屋さん:あ〜解体はうち用事ないわ〜

私:あ、そうでしたか。お忙しいところ申し訳ありません。失礼しました。

記念すべき第一軒目の営業終了。でも、この経験が逆に良かったのだと思います。30分も車内でモジモジしていたのに、営業で店内に入った時間は1分もありませんでした。30分もモジモジする時間があったら、冷たく突っ返されようが片っ端から営業に行った方がいいじゃないか!という話ですよね。知識がない中でも、営業はとにかく数をこなさないといけないというのはわかっていましたから、二軒目からは適度な緊張感を持ってすんなり行けるようになりました。

繰り返し飛び込み営業をしたおかげで、最近は「次はどんな方に出会えるんだろう」とワクワクしながら回ることができています。

 

投稿者: imasaka

脱サラして地元熊本を離れ、愛知県で工事屋さんになりました。 解体・造成・外構・補修をしてます。 愛知県でたくさんの方々に出会うのを楽しみにしています!

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