お見積りをする中で思うこと

こんにちは。女性解体屋の今坂です。

この仕事を本格的に始めてからまだ数ヶ月ですが、飛び込み営業の甲斐あってか、順調にお見積りを頂くようになりました。そんな私にとって、お見積りはとても良い勉強になっています。近隣はどういう状態か、重機やトラックが入るスペースがあるか、コンプライアンス上必要な書類は何がいるか…など、建物の構造や材質、大きさも含めて一つずつ確認していきます。

解体工事と言えば、必ずつきものになるのが騒音と振動と埃。どんなに対策をしていても少なからず近隣住民の方にご迷惑をかけてしまうものです。このことは最も注意しなければならないことだと思っています。

解体工事の業界では、お客様に費用を提示するのに坪○○○円〜というのをよく耳にします。この表現は間違ってはいませんが、「安全な作業スペースが確保できていること」が大前提にあります。解体工事費用で最も多く割合を占めるのは人件費、続いて廃棄物処分費です。隣家との隙間が狭かったり、隣地が広い月極駐車場であったり、人通りの多い道沿いだったりすると、安全を確保するためにより慎重に時間をかけて工事を進めていく必要があります。廃棄物処分については、必ず契約している処分場に運搬し、法律に則って適正に処分する必要があります。どちらもかけるべきコストです。解体工事にお金をかけたくないお客様が100%であることは十分承知です。私もそうでしたから。ですが、事故が起こってからでは遅いんです。お施主様にも安心して工事を任せていただけるように、こういう内容がしっかり説明できる見積りを提示したいと思っています。

お見積りと実費の差があまりにかけ離れていた場合は、お客様に還元、もしくはキャッシュバックできるサービスを考案中です。商売なので利益は当然必要ですが、ぼったくりまでしたくありません。この仕事をし始めて感じたことですが、割とどんぶり勘定が多い世界なので、お見積りの精度を向上させ、お見積りより実費が極端に少なかった場合は適正な価格にしてサービスを提供できればと思います。もちろん、見積りより実費が多かった場合は、当然ですが私の責任になりますのでお客様に請求することは一切ありません。

正直で誠実な解体屋を目指したいですね。

投稿者: imasaka

脱サラして地元熊本を離れ、愛知県で工事屋さんになりました。 解体・造成・外構・補修をしてます。 愛知県でたくさんの方々に出会うのを楽しみにしています!

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